マイタウンどうしん 第404号 令和2年4月

早春のふきだし公園

写真 狩野 隆

 

日時:3月7日 場所:新十津川町
長い冬が終り、雪が融けた地面からフキノトウが姿を現した。
羊蹄山(標高1、898m)に降った雨や雪は長年かけて、ろ過・浄化されミネラル分の多い水となって湧き出す。
環境省の名水百選にも選ばれ、北海道遺産「京極のふきだし湧水」には、おいしい水を求める人が訪れていた。
陽ざしはすでに春、羊蹄山が水面に映る姿も穏やかだった。


力ある風出できたり鯉のぼり

暑寒別岳を背景に鯉のぼり

暑寒別岳を背景に鯉のぼり

 

自然は意のままに動いている。人々は時に青く広がる空を仰ぎつつ、毎日を何気なく過ごす。

5月、鯉のぼりの泳ぐ姿が見える。目にする機会はめっきりなくなったが、ほっとする。江戸時代、武士の家では端午の節句に家紋の入った旗を立てるという習慣があった。

これを見た庶民が自分たちも何かを立てようということになった。そこで、鯉の絵を描いたものを立てた。

どうして鯉なのだろう。鯉は滝をのぼって龍になるといわれ、男の子の出世の象徴とされたからである。

ちなみに、鯉のぼりの上に取り付ける、青・赤・黄・白・黒の五色の吹き流しは、陰陽道の五行の色である。

魔除けになると信じられていた。長く寒かった北海道に暖かい初夏の季節がやってきた。

桜…、沿道の花々がまぶしい。


安全祈願

場所:札幌伏見稲荷神社 日時:3月14日

写真 佐川健次

写真 佐川健次

 

藻岩山の麓にある伏見稲荷神社を初めて訪れました。

参道には堂々とした鳥居が27基も連なっており、荘厳な雰囲気を醸し出しています。

この日は暖かい春の日差しを受けて、鮮やかな朱色がよく映えていました。

創建されて136年と長い歴史のある神社にお参りし、「疫病が一日も早く一掃され、安全な生活に戻れますように」と祈願してきました。

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